hatto

2025/12/24 11:26

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10年後からの逆算で見えてきたもの

今、2026年の目標を立てている真っ最中です。

今回は、1ヶ月ほどかけてじっくり
来年の目標を立ててみることにしました。

ここ数年、年間目標は割と立ていました。
ただ今回は、その立て方を大きく変えてみることにしました。

変えたのは2点。

1つは、まず「10年後にこうありたいな」
という姿を明確にして、そこから逆算して
来年1年の目標を立てることにしました。

もう1つは、目標を1つではなく、
役割ごとに考えたということです。

目標設定の方法はいろんな本で書かれていたり、
いろんな方が発信されていますよね。

私の場合、どれか1つのやり方に
忠実に従ったというわけではなくて、
見聞きしたものの中から取り入れたいなと
思ったものを選んで、自分がしっくりくるやり方を
探っている感じです。

数値目標の罠

目標を立てる上で「数値を入れた方がいい」とよく言われます。
例えば「痩せる」ではなく「5キロ落とす」
「SNSの発信を頑張る」ではなく「フォロワー1万人を目指す」
という感じ。

10年後のありたい姿から逆算する、
という目標の立て方を参考にしたときも
そこに載っていた例には、

仕事なら「年商◯◯万円」「従業員が◯人」
家族の話なら「貯金を◯◯万円」「年に◯回海外旅行に行く」
といったことが書かれていました。

わかりやすく数値が出ていて、
達成できたかできなかったかが明確。
誰が見ても判断できるもの。

私も「目標の立て方はそうするものだ」と思っていたので、
最初は数値で書いていました。

季節ごとに年4回、家族旅行に行く、とか。

数値目標に対する違和感

ただ、それが全くしっくりこなくて。

なんでしっくりこないのかなと考えてみたら、
例えば年に4回旅行に行くという目標を立てたけど
「なんで年に4回行きたいんだろう」というのが
ピンときていなかったんです。

仕事で「年商◯◯円を目指す」にしても、
「なんでその額なの?」というところが
全くピンときていませんでした。

結局、一からやり直しました。

抽象的な目標へ

そこからどういう目標の立て方に変えたかというと、
一般的にはたぶん良いとはされていない、
かなり抽象的な目標を立てました。

10年後、息子は17歳で高校2年生になっている歳です。
その時、どんな母親でありたいかなと考えたとき、
「お互い依存せずに同志のような存在でいたい」と思いました。

友達みたいに何でも話すというわけではないけど、
普段から会話はたくさんしているしていて、
お互いに自立した「大人」と「大人」として
接することができるような関係。

とはいっても、
やっぱり親としての役割は「最後の砦」のような感じで。
何か困ったことがあったり、心配なことがあったときには、
私や夫、家族に頼ったらなんとかなると
思ってもらえるような存在でいたい。

それが、10年後のありたい姿、
母親としてのありたい姿だなと思ったんです。

逆算という名の道筋

まず10年後をそういう抽象的な目標にして、
じゃあそのために今何をしたらいいんだろうというところを、
もうちょっと具体的に、行動ベースにしていきました。

今すぐできること、来年中に叶えられるようなことに
細分化していく感じです。

最近怒ってばっかりだから、
「イライラ・ガミガミ」をやめて
「注意」と「叱る」ができるようになりたい。
息子と二人で楽しく過ごす時間を意識して作りたい。

そのために、毎日「絶対怒らない時間」を決めて
過ごしてみるのはどうだろう。
という感じです。

そして他の役割である、妻とか仕事とか自分自身でも、
同じように目標を立てました。

数値で測れる目標も確かにわかりやすいです。
ただ、その数字の先に
自分が本当に望んでいる姿があるのかどうか。

今回、そこを問い直してみたら、
私の場合は違ったんだなということに気づけました。

10年後のありたい姿を描くことで、
今やるべきことが少しずつ見えてきています。