2025/11/07 11:36
初めての場所で遊ぶ息子
先日、小学校の保護者の集まりがあって参加してきました。
その流れで、一緒に参加していた他の子供たちと息子が遊ぶことになったんです。
息子は1年生なんですが、周りの子たちは3年生とか6年生とか、お兄ちゃんお姉ちゃんばかりで7、8人の子どもたちがいました。
息子はクラスの中でも一番小さいくらいのちびっこで、その場にいる子たちはみんな顔見知りだった様子。息子だけが初めましてという感じで、そのお兄さんお姉さんたちと一緒に鬼ごっこを始めました。
でも、息子は同じ空間にはいるんだけど、ちゃんと一緒に参加できているのか、できていないのか、ちょっとわからない感じで、なんかもじもじしているように見えたんです。
私は「ちゃんと楽しめているのかな」「嫌な気持ちになっていないかな」というのがすごく心配で、タイミングを見て息子に聞いてみました。
「そろそろ帰る?」
すると「いや、まだ遊びたい」と言うんです。
だからもう少し様子を見ようと、そのまま遊ばせていたんですが、見守っている側の私はずっと落ち着かなくて、そわそわした気持ちでした。
これも息子の経験になるということは頭でわかりつつも、なんか心配というか、大丈夫かなという気持ちがずっとあったんですね。
そわそわの正体
でも、後から気づいたんです。
このそわそわ、息子は「まだ遊びたい」って言っているのに、私だけが気が気じゃないこの気持ちの正体。
それは、自分が子供の頃にこの輪に入れなかった記憶とリンクしているんだなって。息子の今の体験を、自分の過去の経験、過去の記憶と重ねて見ていたんだなと思いました。
息子の経験は息子のものだし、息子の人生の一部になっていくもの。
それは成功とか失敗も含めて、楽しいことも、嫌な思いをしたとしても、それも全部息子のもの。
頭ではわかっているんです。
でもそれとはまた別で、自分の記憶と重ね合わせて心配になってしまう。
家に帰ってから息子に「どうだった?」って聞いたら、「めっちゃ楽しかった」って言ってたんですよね。
だから、今目の前にいる息子と自分の感情っていうのをしっかり切り分けないといけないなと思いました。
それを切り分けられたら、必要以上に心配せずにいられるのかもなぁとも思います。
親として成長していくということ
ちょっと振り返ってみると、今までもそういうことは多分あったんですよね。
子供を見守る時に、ついつい自分の感情を、自分が子供の頃の感情を投影してしまうというか、いくつか心当たりはあるなと思います。
でも、それに気づいてしっかり分けていくということが、親として成長していける道なのかもなと感じた出来事でした。

